700成人病の基礎知識

成人病とは

成人病・生活習慣病とは

▼成人病(せいじんびょう)とは・・・

成人病は、生活習慣病ともよばれます。
成人病とは、日々の良くない生活習慣が主な原因となって起こる病気で、加齢によって起こると考えられていたため、「成人病」という呼び名があります。
しかし、近年になって成人病に似た症状が、子供にも見られるようになったため、1996年に生活習慣病と改名されました。
近頃、中高年の間で男女問わずダイエットが流行していますが、成人病を意識して、また成人病予防ではじめられる方が多いようです。

▼成人病は戦後から増加

日本人の病気は、戦前、戦後で大きく変化しました。
戦前は、衛生状態が悪く、栄養状態も悪かったことが原因と思われる、結核や肺炎などの「うつる病気」が多く、またそれらが死亡原因となっていました。
戦後はそのような状態から徐々に回復し、日本も豊かな国になってくると、生活も欧米の影響を受け変化していきました。また、病気に関しても同じことがいえます。戦前までの結核や肺炎などの「うつる病気」から、がん、心疾患、脳血管疾患とよばれる、良くない生活習慣の積み重ねで起こるといわれている「成人病」が急増し、それらが現代人の健康を脅かし、死亡原因になっています。



日本人の死亡原因

三大成人病などの死亡原因割合

日本人の死亡原因は、第1位ががん、第2位が心疾患、第3位に脳血管疾患となっています。またこれら、がん、心疾患、脳血管疾患の3つの病気で、三大成人病ともよばれます。
死亡原因1位のがんは、昭和56年から日本人の死因の第1位を占めるようになり、その後年々増加していて、現在では、年間約50万人の人ががんにかかり、そのうちの6割、約30万人の人ががんで亡くなっています。グラフからもおわかりのように、日本人の3分の2は、三大成人病で亡くなっています。



日本人の死亡原因・ベスト3
1位
がん
2位
心疾患
3位
脳血管疾患



三大成人病とは

三大成人病とは・・・

がん(悪性新生物)、心疾患(しんしっかん)、脳血管疾患(のうけっかんしっかん)を「三大成人病」といいます。またこの三大成人病は、日本人の死亡原因ベスト3となっています。

▼がん(悪性新生物)とは・・・
がんは、悪性新生物ともよばれる病気で、医学的には悪性腫瘍(あくせいしゅよう)とよばれ、がんという表現の多くは悪性腫瘍と同じ意味として用いられます。 そのがんは、他の組織に浸透、転移したりし身体のあちこちで増え、生命に及ぼす影響が大きい、細胞のかたまり「腫瘍」のことをいいます。

▼心疾患とは・・・
心疾患とは、心臓病(しんぞうびょう)の総称をいいます。
心臓は、全身へ血液を送るポンプという役目を持っているため、心疾患になると重病となることが多いです。

▼脳血管疾患とは・・・
脳血管疾患は、脳の血管がつまったり、破れたりして起こる脳の病気です。脳血管疾患になった多くの人は、命を取り留めても障害が残り、日常生活に不自由をきたすようになるようです。
脳血管疾患には、脳梗塞やクモ膜下出血などがあります。